Google chromeの鬱陶しい機能に通知機能がある。サイトを開くとアプリのように通知する機能を使うか確認のダイアログが表示される。
PC版だとそれだけなのだが、スマートフォン版ではこのダイアログの選択ボタンが押せない。押せないので本文を閲覧できない。ここでブラウザのページを戻るで一つ前に戻ると閲覧できる。
元々、この通知機能はサイトをアプリの延長のように使う機能だったようだが、スマートフォンならアプリがあるし、PCでも情報漏洩防止など特殊な事情が無い限りはスマートフォンを横に持っておけば事足りる。スマートフォン持ち込み禁止なのにクラウドサービスを含むGoogleのページが見られるとか、業務に関係無いニュースサイトを閲覧するというのも考えにくい。
ニュースサイトではニュース配信のたびに通知されるなら、大事な通知が埋もれてしまう。これでは通知機能の意味をなさない。このブラウザの通知機能、一体誰がどの程度使っているのだろうか。
ブラウザをアプリ的に使うと言えば、iPhoneが普及しだした頃に、iOSのインターフェイスのデザインのサイトテンプレートが出回った時期があった。これもサイトのアプリ的使用を目指したものだった。結局、レスポンシブウェブデザインが優勢になって衰退した。
windows陣営がスマートフォンやタブレット分野で都度苦戦するように、サイトもアプリ化などという事をすると上手く行かないのではないだろうか。