めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

ADs

「感謝」の乱発はみっともない

良い意味を持った言葉がいくつかある。だが、それらを乱発する輩がいる。そうすると、本来は良い意味を持っているはずの言葉に悪いイメージができてしまい、その言葉を耳にするにつれ胡散臭い印象を抱くようになる。

例えば、「感謝」という言葉を乱発する者がいる。何にでもすぐに「感謝」。そして、他者に対しても「感謝しろ」と姿勢を強要してくる。問題は、その言葉を乱発しすぎていて一体何に対してどのように感謝するのかを具体的に説明できなくなっていることがある。

これは私の例であるが、物事の達成に際してさんざん足を引っ張ってきた者に対して「感謝するんだよ!」などと言ってきたので、手段を択ばない方法で邪魔をされて生じた損失を取り戻しながら成果を出すまでが大変だったのに何に対して感謝しろというのかと聞き返した。そうしたところ、感謝を強制しようとした者は答えることができなかった。要するに、感謝の意味すら分からずに感謝感謝と連呼していたのである。

感謝感謝と薄っぺらな言葉を連発するよりも、本当に感謝すべき相手に対して感謝すればよい。それこそが「感謝」の本当の意味合いに近い。そうではなくて、意味も分からずに感謝と連呼すれば相手の機嫌取りになる程度の馬鹿の一つ覚えは、相手を不快にさせる。そして、感謝の言葉の持つ本来の意味を薄れさせ、それを発する人物の人間性に疑義が呈されるようになる。

「助け合い」という言葉も同様である。助け合いというからにはお互いに物心の援助を出し合うという意味なのだろうが、この言葉を乱発する者ほど施しを乞う一方で他には何も貢献しようとしない。他人から援助を受けるばかりで、その反対に自分から相手に出せる物がないのに、「助け合い」という言葉を用いるのは不適切である。ましてや、援助を受けるだけ受けて相手を使い捨てるような、人間関係の重要性を強調して利益を得ておいて、その人間関係を踏みにじる裏切り行為は許されない。