めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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一生に関わる決定への干渉をする者

各人が自分の一生に関わる大事な事柄を決めなければならない時が度々あると思う。しばしば、その決定の場に望まない他者が介入してきて、その決定に干渉しようと必死になることがある。実はその決定は、自分にとっての利得が決まるだけではなく、赤の他人が決定に便乗して利用することによって、利得を得るチャンスでもあるからだ。だから、彼らは有利に事が運ぶように介入して方向性を誘導しようとする。

大抵の場合、介入してくる者は利得に与ることで頭が一杯な一方で、物事に無責任である。肝心の決定に関わる物事について何も知らないくせに、知ったふりをして口出しをしてくる。あるいは、物事を知っているふりをしたり、当事者の恩人のふりをしたりして取り分を作るのに必死な一方で、決定のために必要な責任やリスクは負おうとしない。彼らの都合の良い方向に決定を誘導して、干渉相手の一生を自分の利益に換える。

この種の連中のターゲットにされると、執拗に物事への干渉が始まる。言いなりになるように手なづけなければ、彼らの要求を呑ませられないからだ。だから、干渉が続いて相手にしているとストレスになるだろうし、何より時間が無駄になる。この時間は戻ってこない。また、少しでも言いなりになってしまうと、結局本来得られるはずだった機会や利益を逃して、彼らの利益になる行為のために時間が費やされ、肝心の本人には得るものは何もないままになる。下手すれば、損失を負わされて取り返しのつかない社会的ハンデになる可能性もある。

たちが悪いことに、こういった干渉は「親切」にすり替えられる。本心は干渉することによって相手を利用して、いいように使って利益を得たいだけなのに、それは表には出さずにあくまで親切で助言をしたということにする。そして、干渉に対してターゲットが反発をした場合は、親切でものを言ってあげているのに、それを無碍にしたと周囲に泣き付いて同情を買い、それによって周囲の者を味方にして要求に従うように圧力をかけてくるのである。

だから、干渉に対する反発はターゲットから外れるには有効な方法ではない。むしろ、干渉内容を聞き入れることが反撃の手段になる。ただし、聞き入れるといっても干渉に従うわけではない。「話は聞いてやる。ただし、こちらは大事な時間を『出資してやる』のだから、出資者の納得のいくような説明をしろ」と迫るのである。必ずそこで出てくる話は不備があったり、出まかせで言っているとしか思えないような無知に基づいた内容だったり、干渉する者だけが得する話になっていて当事者にはリターンが無いとか、おかしな点が沢山出てくる。

不備をしつこく突いたうえで、提案内容に嘘があるから受け入れないと言い渡すのもよいし、単に出資に値しないとか納得できなかったとか、何言ってるのかわからなかったと言って話を切ってしまうと干渉を却下しやすくなる。しつこく追及しているときに、向こうが「もういい」と話を打ち切ろうとしたら、「こっちはよくない」ともう一度不備を突く流れに戻してあげるのも効果的である。

断ると怖い目に遭うかと言えば、他者の生み出すものや影響力にすがって利益を得ている者が自分で何かをできるわけではないので、所詮は恐れるほどの人物ではない場合がほとんどである。その程度の虚勢を張った弱い者に、一生の時間を差し出して、いいように使われてよいのか。大事な決定をする段階で干渉をされたとき、従った方が面倒がないかもしれないと躊躇しているとき、もう一度考え直してほしいことだ。