めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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SNSで接近する中国スパイ!

SNSを通じて、自衛隊などの国家中枢部に勤務する人たちに諸外国のスパイが接近しているという。FBなどに同窓会のコミュニティがあるだろう。そこに日本人の名義でアカウントを作って入会して、関係者に接触するという物騒な記事をネットで見た。
国家機関や有名大学などはかなりクローズなコミュニティに見えるが、それでも一年あたりの入社(入省?)数で考えると、各人の名前を把握していなくてもおかしくないわけだ。
私も経験があるが、重大な情報を扱っている立場の者には、その情報を引き出そうとする怪しい連中が接近してくることはよくある。そういった場合、日常の何気ない会話からでも職務上知りえた情報をつい漏らしてしまわないように細心の注意を払う必要がある。また、この種のSNSについてもFBなどは限定公開設定してもURL指定では閲覧できてしまったり、元々管理側からは見えてしまうわけで、利用については就業中も退職後も厳しく制限したほうがよいだろう。
たとえば、ある人物に接触を図ろうとして失敗しても、友達欄の人たちに接触して結局情報漏えいの引き金になりかねない。この部分を非公開にしている人たちはどれくらいいるだろうか。また、複数アカウントで友達申請の甘い特定人物と友達になり、そのアカウントを乗っ取って足がかりにして、交友関係をたどって情報収集する可能性もある。
彼らは必ずしも脅しを用いて情報を聞き出したり、相手が嫌がるように根掘り葉掘り聞き出すとは限らない。最初は相手が抵抗を感じないように、さりげなく話を振る。そして、それに応じないといけないように仕向けていく。
それらの会話から収集された情報は一つ一つ紐付けされて、全貌へと仕上がっていくのである。所属、家族構成、収入、経歴、勤務日程、趣味・嗜好、思想信条、すべて日常会話から引き出せるだろう。だからこそ日常の会話レベルで警戒が必要なのである。悪人どもはこれらから構成した情報で、利用しやすそうな人物や標的にしているものに近づける人物の当たりをつける。
この種のトラブルに巻き込まれた時は、自分で抱え込まないで正直に責任者に申告することだ。自分で問題を抱え込んでいると、使い物にならなくなるまで一層利用される。そして、利用されつくした時には自分の立場は危なくなる。中国の領事館員が自殺した事例があるだろう。特に重大な情報を抱えているところほど、この種の怪しい連中への対処方法は手馴れている。あるいは偽の情報を与えて反撃に出るかもしれない。
だから、自衛官にFBで中国スパイが接近という記事を見た時、この自衛官やコミュニティは全部偽物だったらよいのに、と思った。全員偽物の構成員が偽の記憶を書き込んだり偽の任務の話を交換し合う偽のコミュニティ。ついでに嘘の兵器の写真も掲載。スパイが入会してきたら丸わかり。ミサイル一発数十億円だが、FBの書き込みは電気代だけだ。
ブログのコメント欄にクレクレ書き込みを延々とされると辟易してきて、たまに紹介と称して警察署の電話番号やスパム業者のメアドを書き込みたくなる。それはじっと我慢してコメントごと削除の措置をとっているが、対クレクレ基地外との戦いと位置付けて一戦交えてもいいのかもしれない。