めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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ラーメン屋は誇れる仕事か

人の多い所でやたら派手な看板のラーメン屋を何箇所も見かける。ひどいもので、蕎麦粉含有率がゼロなのに蕎麦を名乗っていたり、らあめんとか麺屋とか変な当て字を用いたり、店名がおかしい。なぜ普通にラーメンで表記しないのだろうか。
また、こだわりだかなんだか知らないが、妙な価値観を強制する頭のおかしさが限界を迎えている。濃すぎる味を店主のこだわりと称したり、私語厳禁とか食べる順番とか変なローカルルールで取り繕っているが、蕎麦屋のようなシンプルな中に味で力量を感じることがまず無い。
多分、彼らは駅の立ち食いそば屋並の出汁のとり方すら知らないだろう。 変なルールに変な店主の草分けのラーメン屋といえば神奈川県にあった。店主は既に故人だが、私語厳禁だの洋食調理人の格好だの料理としてのラーメンだのやっていた。マスコミがちやほやして一層その傾向が強まった。
その店主の実際は、高校卒業後に遊園地のファミリーレストランを経てラーメン屋であり、ファミリーレストランなのに洋食の修行とか、遊園地の子供連れを対象にしていた店だろうに店内私語厳禁とか言い出すような変なこだわりの由来はどこだろうと思ったものである。
結局、仕事への自信の無さが変な店名や変なルールに走る元だろう。正式な料理の修行をしていないとか、出来合いの麺を生涯茹でるだけとか、給食調理員の方がルーチンワークに近くても余程調理の幅が広い。変なこだわりが多いほど料理人としての劣等感や腕の未熟さや浅さの現れだろう。
ある繁華街の立ち食いそば屋はラーメンを扱っており、そば並の注文がある。客によると変に濃いスープの店ばかりでシンプルな醤油ラーメンがそこくらいしかないからだという。これが客の本音である。