恐らく、販売促進活動の一環なのだろうが、やたらとSurfaceを絶賛するレビュー記事を見かける。確かにMac陣営と比較する上での公式windows端末であるから、windowsマシンの例として出すのにはSurfaceが丁度よいのだろう。
ただ、Surfaceは使う場を選ぶ。独特のスタンド構造のせいで、台の上に乗せなければ本体も独特の薄いキーボードも安定して使用できない。本体を立てかけて、その手前にキーボードを置けるだけのスペースが必要になる。当然だが膝の上では使えない。ひどいレビューになると、Surfaceを安定して置くための台を自作してラップトップのように使う工夫を紹介しているのだが、正直そこまでするのならば普通のラップトップを使ったほうがよい。
ラップトップは手作りの台がなくても広げて膝の上で使える。もちろん、windowsタブレットならばSurface GOよりもはるかに軽量で小型にWindowsを使える。
また、Surfaceは購入後数年で故障率が上がると一部が問題視している。Let's noteやThinkpadの耐用年数は2-3年なんてものではないのだから、中華windowsタブレットとの違いを画面サイズ以外でも示してほしいものである。
Surfaceはかなり特殊な機種のはずなのに、絶賛ばかりされているレビューを見ると違和感を感じる。個性を謳うmacユーザーが皆同じような外観の機種を使い、同じようなおしゃれぶった中身の無い使い方をしているのと同じ道を行こうとしているように見える。
仕事でも遊びでも使えるのはwindowsであるし、PCのタッチパネル路線は使いづらいからこそmacが参入しないところに残滓のようにタブレット規格を引きずっているのがSurfaceなのだから、以前のようにPCの規格作りのほうに注力して機種投入はメーカーに任せるほうがよいのではないだろうか。