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Xiaomi Redmi pad SEの8.7インチ版に思う半端さ

Xiaomi Redmi pad SEの8.7インチ版の画像がリークしたとか、Helio g99搭載といったスペックの予想がされているとか、ネットニュースを見ていると様々な情報が発売前なのに出てくる。リークすることで消費者に宣伝する効果もあるのかもしれないが、使用していくうえでケースなどが必要だから、サードパーティーのメーカー向けにある程度形状の情報を出すとかの一環だろうし、日本だと技適の手続きが必要なので、発表前の製品でもあれこれと探れる情報はあるのだろう。

事前にある程度情報があると、製品に過大な期待を抱かずに現実的な選択肢の中でどれを購入するか決めるという視点ではありがたいかもしれない。同程度の性能の8インチ台のAndoroidタブレットだと、あまり名前を聞かないメーカーがいくつかg99搭載のモデルを出している。多少は無名のメーカーの製品の方が安いのだろうが、よくよく考えていくとCPUは自社で作れないので購入せねばならずCPUぶんの値段はどこも同じで、それをスタートラインにして妥当な値段を想定する必要がある。

安い部品を積み上げていって製品を作るのが無名のメーカー、ある程度万全な部品が入るのがメーカー、こうしてくみ上げた無名メーカー製のg99搭載タブレットだと2万円くらいだろうか。Xiaomi Redmi pad SEの8.7インチ版がどの程度の価格になるかによるが、徳島県の高校のタブレットの騒動を見ていると、バッテリーの電極の出来の悪さのせいでトラブルが多発したようだから、短期で使って使い捨てならメーカーは問わずでも良いが、ある程度の期間使うつもりだったらRedmi padでも高くない選択肢になるのではないだろうか。

Helio g99はXiaomi Redmi pad初代のほうに搭載されていて、Redmi pad SEのSnapdragonよりも性能がやや高いとされている。ただ、初代無印のRedmi padはメモリ搭載量が少ないという点でSEの性能と相殺されて、トータルの性能としてはあまり変わらないような立ち位置にいた。ゲーム用途はともかく、Snapdragon680程度のスマートフォンは現在でも実用性は十分ある。それに比べれば何倍も性能が劣るEGBOK P803でもOfficeファイルをアプリで扱うくらいはできているので、使える・使えないに関しては一定使えるはずである。

スマートフォンもある中で小さめの8.7インチのタブレットを買おうか迷うならば、用途を決めたほうが良い。多くの文書がA4かB5の用紙サイズで、10pt前後のフォントで記述されているとすると、PDFやWordファイルは11インチくらいのサイズのタブレットでかろうじて1ページ全体を表示できるレベルである。それよりも小さい画面で小さい文字を目で追ったり、拡大表示したは良いものの文書全体を見渡せないストレスを感じながら使えるか。もう少し大きい画面の端末ではだめなのか。Kindleで漫画を読む用途なら小さい画面でも良いが、それならKindleのほうが安価である。

WebもFlashという足かせが無くなって、ここ10年位のレスポンシブデザインで横画面にすればほぼPC風に利用できるようになっているが、画面が狭いと縦方向ならともかく横画面だと高さ分のピクセル数が不足するので一部のサイトを利用するときは画面の狭さで操作しづらいことがある。これはOfficeアプリの時も同様で、ファイルの文字やグラフなどを扱うためのメニューバーで上の方がふさがるため編集画面が狭くなってしまう。

これらの制約が嫌で小さい画面のタブレットの使用をやめて11インチのXiaomi Redmi pad SEに乗り換えたという経緯もあり、Amazonで売っている中華メーカーのタブレットのラインナップのメインが11インチから12インチくらいのサイズなのも何となく納得がいった。8.7インチのタブレットを購入するのであれば、手持ちのスマートフォンでOfficeファイルを縦画面や横画面で開いてみたり、webをPC表示で横画面で開いてみるとかすれば良いと思う。その画面が少し大きくなった程度が8.7インチタブレットの使用感である。窮屈に感じたら、もう少し大きいサイズのタブレットにすべきであるし、ちょうどよいならば8.7インチサイズでも用途が見つかる。