めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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東大前刺傷事件と受験生の身の振り方

前期後期制の大学だと、そろそろ試験期間で長期休暇が視野に入る時期だと思う。新入生もとっくに学生生活は始まっていて、受験生だと冬の入学試験をどうするか考えて夏場に一気に盛り返す時期である。

そんな時期となっては既に忘れ去られていそうな事件だが、2022年1月15日に東京都文京区の地下鉄南北線東大前駅から東京大学にかけての路上で、受験生ほか通行人が学校をさぼって上京した17歳の高校生に刃物で次々切りつけられて負傷する事件があった。その後の続報が聞かれなくなって久しかったが、5月末に家裁送致になったという。

昨今、社会の底辺が身勝手な自己主張のために周囲の無関係な他者を巻き込んで犠牲にしようとする卑劣な事件があちこちで起こっている。受験生の世界では、殺人未遂事件はさすがに少ないが、事件化されないレベルでそういったことをする者が昔からいて、私が受験生だったころも被害にあったことがある。

他人の持っている物や地位や属性を奪ったり壊して、相手に損害が生じて困っているところを見て悦に入る。そんな手口で受験の邪魔をしたところで、足を引っ張った相手が得るはずだった合格が転がり込んでくるわけではない。受験は全国レベルで人が集まってくるので、足を引っ張っている者の知らない広い世界のどこかに優秀な人がいて、彼らが合格をかっさらって終わりである。そして、相手が自分と同レベルに堕すわけでもない。もともとのポテンシャルで優れているので、結局最後は勝敗がきれいに分かれる。

正直、他人の足を引っ張らないで自分のすべき勉強を地道にきちんとしていればよい話である。ところが、自分が何もしていないことを棚に上げて他罰的な方向に妄想をこじらせた者がこういった暴挙に及ぶ。

そういった行為に手を染めるものは、その後の世界の怖さを知らない。東大前刺傷事件の高校生にせよ、事件を起こしたらそれが一生ついて回って資格取得や受験をするうえで不利になるという話と同じように、他人に対して危害を加えた者も復讐されることを知らなさ過ぎる。

医学部や法学部の法科大学院とか、合格した後に出身校で優劣が決まったり狭い人間関係が長く続くコミュニティというものがある。同期でも人間関係が狭いし、さらには教員や学会などを通じた他校他施設の大物などとの関係も複雑に絡みあっていたりする。その中で、誰かの足を引っ張った者は、本人以外に確実に他の者からも恨みを買う。一生後ろ指刺されるし立場を使って報復だってされるだろう。しかし、それは甘んじて受けなければならないのである。

他人の足を引っ張ったら復讐されるというのは、実際に私が受験の邪魔をされた報復で関係各所に手を回して地域社会の体制をずたずたに破壊した経験があるので間違いない。証拠がなければ何をしてもよいとまで暴言を吐かれたので、証拠の残らないように攻めた。そうすることで、私が何もすることができないという見くびりに便乗してカモフラージュできた。

復讐は何も産まないというのはウソで、他人の足を引っ張って喜んでいる者を徹底して苦しめるのは楽しいし、さらに社会のためになることをしようという意欲のもとになる。受験生諸君は入学試験までの残った期間をどう過ごすのか、他人の邪魔をするか、地道に勉強するか、改めて考えてほしいものである。