めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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さばけんけい

福岡県太宰府市の主婦殺害事件で、佐賀県警が事件に関する相談を受けていたにもかかわらず門前払いのように事件化しなかった結果、被害者の女性が亡くなってしまった。佐賀県警の対応に対する批判的な声が高まっている中で、佐賀県警は事件に関する追及ができないように制限事項をマスコミに対して課した上で一方的な記者会見を行った。

県警内に記者クラブとして場所を提供されていて、記者クラブの記者しか取材できないという独特の閉鎖的なマスコミの体質にも問題があり、禁止事項が課されようが追及すべき内容を追求すべきなのだろうが、それを割り引いても佐賀県警の対応は異様である。

昔から、佐賀県警は事件対応がお粗末で事件を裁くことができない「さばけんけい」と揶揄されてきた。古くは1975年から1989年にかけて7人の女性が殺害されたいわゆる「北方事件」や、長崎県佐賀県で起こった内縁関係の男女による元夫や息子の保険金殺人事件が露見した際にどこからともなく出てきた言葉である。事件を起こすなら佐賀県という物騒な言い方までされており、確かにニュースでは凶悪事件が報じられないが平和なのではなく事件として扱っていないだけなのだと思うと気味の悪い土地である。

しかし、それは佐賀県民ではない部外者の反応ではないだろうか。佐賀県は閉鎖的な地方であり、外部の意見より身内の都合を優先する体質がある。狭い村の中で何千年何万年も身内同士で近親相姦増殖してウジウジ傷を舐めあって暮らしてきた仲間同士の結束を法律より重視する。訴えた側が泣きを見るのが田舎なのである。

従って、佐賀県内で犯罪が起こっても、犯罪を起こすのは田舎の立場の強い者の側なので住民は身内びいきで徹底して擁護するし、外部の捜査には協力せず抵抗する。むしろ、被害を訴える者に制裁を加えるような体質がある。司法すら怖くない。警察官は佐賀県では家族ぐるみで駐在所で生活しなければならない。従って、村のおきてに逆らうようなことをすると警察官一家は標的にされてしまうので、おのずと捜査を手控えるようになる。それをいいことに村人たちは一層やりたい放題になるのである。

「さばけんけい」などと揶揄される佐賀県警の体質であるが、元はといえば佐賀県民の体質が佐賀県警にそうさせているのである。

最近の佐賀県は必死である。スタバ図書館に県立高校タブレットを導入しているが、衰退への対策にはなっていない。相変わらず中心部の空洞化が進んでいる。駅前からして広大な駐車場になっていて他の用途が見つからないし、中心部の商業地も高齢者向けのデパート以外は閑古鳥で、数店舗だけ立ち並んであとはひっそりとした住宅地のようになっている。県庁の裏も用水路になっていて、自動車よりも船で移動した方が早いほどである。

福岡に近い地域であるし、外部からの資本を積極的に取り入れれば福岡の繁栄に便乗して繁栄する途は残っているが、佐賀県民の体質が忌避されて投資を呼び込めていないから衰退しているのだろう。