めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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災害時にマスコミ報道は役に立つのか?

NHKスマホから受信料徴収の口実なのだろうが、災害時にスマホを取り出して災害報道を見るという映像の広告がTwitterで流れていた。災害時に命を失いたくないならNHKスマホ所有者に受診料徴収しても文句言うなというアピールなのだろう。

問題は、最近のスマートフォンはキャリア端末でもワンセグ機能を無くしたものが増えている。だからなにか受信するときはラジオかデータ通信ということになる。スマートフォンに付属しているラジオのほとんどはFMである。ただ、FMは地形や建造物で電波が来づらいとか、放送エリアも狭い特徴がある。一方でAMラジオは各局とも停波したがっていて、災害時にラジオが役に立つ時代というのはそう長く続かなさそうである。また、データ通信にしたってNHKの配信する内容を全員が受信するわけではないし、そんなことをしたらサーバーがパンクするのは目に見えている。しかも、動画配信だとデータ通信量が多いので、災害時にたくさん人が利用する状況で余計な通信を増やして通信しづらい状況を作ることになる。

災害時に役に立つ情報手段を確保したいのであれば、容量が限られている既存のデータ通信に何かコンテンツを流して対策しているようなふりはしなくてよい。単にコンテンツを流すだけならば、電波送信施設などは使用していないのだからそのへんの底辺Youtuberが動画編集に要しているコスト程度しか受信料のような形で利用者に転嫁してはいけない。既存の放送網を維持したいのであれば、それこそauの通信障害でひとり200円程度の賠償でも利用者全体では数十億の財源になるのだから、利権が絡んでいる芸能人の起用を一切やめて、役所体質で予算を消化するような体質もやめれば、固定電話回線維持の基金同様にAMなりFMなりの放送網維持程度は可能である。

私の生活の中にはテレビがない。ちょうどデジタル放送が首都圏で始まったころに急を要するわけでもないのでテレビを持たないことを選択して、その後液晶テレビが主流になったがそれもいくらするのかわからないし、購入を躊躇しているうちにテレビが全面デジタル化されたが、そのころにはテレビ無しに慣れてしまったので結局テレビを持たずに今に至っている。ラジオは持っている。ただ、ほとんど聴いていない。放送時間に合わせて自分の時間を割くようなことができないからだ。だらだらとどうでもよい内容のために自分の時間が無くなるのが面白くない。それで時々電源を入れてもすぐ消してしまう。

高低差の無い低地で洪水だの津波に注意だの言われても、どこまで行っても平地なのだからせいぜい建物の高層階くらいしかないし、それならば自宅にこもっている方が安全である。地域の避難所の話などは全国放送で流れるわけがない。それは拡声器で直接広報される防災無線のほうがあてになる。そもそも、アベガーの肩を持って世論を誘導しようとするマスコミが災害時だけ善人に戻って避難誘導してくれるわけもなく、物見遊山で興味目的で取材に来るのが関の山である。災害時にマスコミは当てにならないのである。