windows8.1搭載のタブレットにOSのサポート期間終了が迫っていることもあって、代わりの機種を調達する必要があり10インチくらいのSurface goのクローン的なWindowsタブレットか、PDF閲覧だけと割り切ってandroidの安価なもので済ますか、いくつか選択肢があって迷っていた。そんな中、simフリーのスマートフォンなどを売っているイオシスで、6980円で8インチで未使用のandroidタブレットが売られていることが分かった。
アプリで人を手配する出前配達の業者が日本撤退するので使わなかったタブレットの処分らしい。EGBOK P803という機種でandroid11搭載でsimフリーということだからWi-Fi以外の通信手段も使えるようである。画面が8インチ、メモリが2GBでストレージは32GB、GPS搭載などスペックが若干貧弱な感じもあるが割り切って使うには悪くない。購入を迷う一方で、もともと予定していたWindowsタブレットを買ってしまう方がレッツノートRZの置き換えにもなるわけで、正直迷ったのだが結局買ってきた。
箱にはフードデリバリーD社のロゴが入っていて、開けると袋にくるまれたタブレット本体がある。サイズはWindowsタブレットと同じくらいだが少し重い。背面は金属っぽい質感なので、それが重量差の理由かもしれない。本体を入れている緩衝材の下のほうに細長い箱のような部分があって、そこを開けるとUSB充電ケーブルに電源アダプターとsimピンが入っていた。この種の中華タブレットは最小限構成なことが多くて箱も頑丈なボール紙で作って郵便の大型封筒で送れるレベルの薄手な箱に本体とUSBケーブルだけ入れるなんて構成もある中では、企業からの依頼品だからなのか上げ底な箱である。
悪くなさそうだと思って購入した理由は、側面のボタンがWindowsタブレットと違ってハッキリボタンの押し感があるし、タッチパネルを触ってみるとレスポンスが早くてもっさり感がそんなに無かった点にある。そんなタブレットに電源を入れた。Wi-Fiだけで使用するので必要な設定だけ終わってタブレットのホーム画面になった。通話のアイコンなどがあるが、通話や電話帳はまず使わないのでGoogleフォルダに一緒に入れて、Playストアで使うアプリをインストールした。
インストールしたのはAdobeのPDFリーダーとテキストエディタとファイル管理アプリである。PDFリーダーは既にWindowsタブレットで8インチサイズの経験はあるわけだが、画面を横にしたらそこまで字も小さくないし使いにくさは感じなかった。PDFリーダーとしては使えるだろう。問題はテキストエディタである。横画面にしてスクリーンキーボードを表示してみると、文字を書く部分がほとんど見えなくなる。そして、Gboardはキーが小さくて打ちにくい。Windowsタブレットのときもあまり使わなくなっていたが、今度のandroidタブレットでもエディタはスマートフォンで入力しづらいときの最終手段的なもので、ほとんど使わなそうである。
外出時のPCの携帯問題は、軽い用途ならばandroidタブレットで十分いけそうだし、PCが必要な場ではレッツノートQVをそろそろ持ち運ぼうと思う。MacユーザーはRZよりも大きく重い本体を持ち運んでいるわけだから、QVでも実は持ち運びに苦は無いのではと思うし、RZだと処理が重たいと思う場面が増えている。今度使い分け路線でandroidタブレットで外出してみよう。
