この当時はオリエントスリースターを使用していた。大事な局面でも使ったし、精度は月2分進む程度と良好だったが分時の針が安っぽかった。もう少ししっかりしたものが欲しいと思い、独特の巻き上げ時の音も好きになれず、セイコーの機械時計にした。
セイコー5でも良かったかもしれないが、やや高い価格帯のものを買った。セイコー5と違って手巻きができたり、時間を合わせるときに秒針が止まる機構がついていた。その時計は結局2年ほど使っているうちに止まったり遅れるようになって使えなくなった。
そこで代用でセイコー5を購入して今に至るまで使っている。セイコー5は本体が分厚くないし、軽いし、案外使いやすい。時間の精度も良くて、特にトラブルもなく3年経過した。
使わなくなったほうの機械時計だが、どうせ保証期間も過ぎているだろうと思ってしまいこんだままだったものの、改めて購入時の保証書を見てみたら延長保証に加入していた。しかも、その最後の年がそろそろ終わる節目だったので、多少負担してもいいから修理に出すことにした。
案外てこずらずに修理まで進み、修理費用もほとんど延長保証でなんとかなった。機械時計だけに分解修理したのかと思ったら、そこまで高価なムーブメントではないためかムーブメントごとの取り換え対応だった。
今はその機械時計も使える体制ではあるが、サイズが大きすぎず手に付けて重すぎないセイコー5のほうが使いやすいのでそちらばかり使用している。ただ、フォーマルな場などで安物をつけるのもみっともないがROLEXでは仰々しいような場では使うようにしている。