自宅の卓上で使用している電気スタンドはそろそろ使用開始から20年経過した年代物である。当時の製品は蛍光灯であり、管球を最終交換した日時は覚えていないがかなり経過している。
そろそろ管球交換の時期が近づいていそうだが、いまどきはLED電球に灯具が置き換わるような時代情勢であり、新しくスタンドごと買い直すことにした。はじめに近所の電機量販チェーン店へ行ってみたが、照度がルーメンだったりルクスだったり標記がまちまちで、種類も多くてよくわからなくなった。結局ヨドバシで安めのものを購入した。
帰るときに荷物が軽いし、帰って開けてみると店頭で見たものの通り形状がスリムである。物理的なスイッチは無く、電源マークのある所をタッチすると点灯するようになっている。明るさ調節は不要だろうから、ON/OFFだけの機能の物にした。管球はそんなに高くないが、その管球数本分の価格で買えてしまった。
点けてみると明るさは確かに標記の通りあるのだが、光が思ったよりも青白かった。LEDだから仕方ないといえばそうである。うすい茶封筒でもかぶせれば電球っぽい色になるかもしれないが、そのうちこの色に慣れるだろう。
よくよく考えたら、こんどの電気スタンドは電球に寿命が来たら管球交換ができないのでスタンドごと交換することになる。理論上半永久的に使えるはずだが、それだと灯具の販売は先細りになるだろうし、壊れたら壊れたでまるごと交換は勿体ない。エネルギー消費を減らすために普及したはずのLED灯具であるが、本当にエネルギー削減になっているのかは疑問である。